ザザシティにしても六本木ヒルズにしても
東宝系の映画館チケット売り場には、
ラインがきちんと設けられていて
横入りなんぞは出来るもんじゃありません。
しかし、ミニシアター系の映画館へ
「我が至上の愛 アストレとセラドン」を
見に行った時のこと。
チケット売り場には行列が出来ていて
私は前から4番目位、後ろにも7.8人程の人。
エレベーターが開き多くの人が降りてきて
その内の一人のおば様が、私の二人前にすっと入り込んだのです。
間違いなく確信犯です。回りを確認する気配はありません。
しばらく、誰も何も言いません。
私のすぐ前にいた年配のご夫婦、恰幅の良いだんな様は何か言ってくれるのかなと
思ったていたら、そのご夫婦はそれを避けるように「向こうへ行こう」と
映画館内の特設売り場へ行ってしまいました。
このおば様に苦言を言うべき人は、私へと移ってしまったのです。
みんな静かに自分の順番を待っているのに、これを黙って見過ごすなんて・・・・・。
やおら千円札を用意して次を待つそのおば様に、私は穏やかに言いました。
「みんな並んでるんですけど。」
すると、な、な、なんと助っ人現る・・・、私の後ろのご老人が
「割り込みでしょ!」 とはっきりとした声で。
「は?」
しら~っとしておば様は後ろに回りました。
良かった~~。。
加勢してくれる人がいて。
先日「WOWOW」で見た「不都合な真実」の地球温暖化問題に
比べたら、なんと小さなことか。
でもでも、言わずにはいられなくって、言うことを少し躊躇した
私がいたのでした。
あなたなら、どうする?????
映画「我が至上の愛 アストレとセラドン」
80歳を過ぎた監督さんの作品は
活動写真みたいでもあり、ハリウッドムービーを
見慣れている昨今にはなく、美しくクラシックで良かったですよ。